前述でも申し上げましたように、逆流性食道炎とは大変根の深い病気。一見治ったと思ってもまたちょっとした生活習慣の油断で憂鬱な胸焼け生活に逆戻りをしてしまいます。
日本人は一般的に何か調子が悪いとすぐに薬を飲んだり、病院へ行ったりと基本的に病気に対する考え方が「他力本願」。
だから医者へ行けば薬をもらって飲めば治ると思っていると思いますが、基本的に病院でもらう薬は痛みや苦しみを緩和させるものだと認識してください。
つまり根本的な治療にはならず、もし根本から治療するのであれば、
となり、それは長ければ数カ月にも及ぶかもしれない気の長い治療です。
分かってくる逆流性食道炎との付き合い
やがて治療期間中は「何を取ると胸焼けがして、どうすれば胸焼けがおさまるか」がわかってくると思います。
要は胃酸が上がってこなくなるような生活習慣と食生活を心がければ良いわけですから、ここに気づければあとはそれを実行するのみ。
例えば「ビールと唐揚げは危険な組み合わせ」とか「カレーのジャガイモは食べると胸焼けする」などわかってくるでしょう。そうすれば自然とそういった食品を避けるようになっていきます。
薬を飲む前に、お医者さんへ行く前にまず、自身の生活習慣の見直しから始めてみませんか?くどいようですが、薬はあくまで蓋です。
食事内容と食事の仕方、また生活習慣に気を付けながら日々の生活を送ることがこの病気最大の特効薬といえるのです。