病院への葛藤

帰宅後、医者へ行こうか行くまいか真剣に悩みました。病院へ行くことが何の抵抗もない方であれば、ちょっとした体調の変化ですぐ病院へ行かれると思うのですが、私は病院特有の消毒液のような匂いが苦手でして、健康な状態で病院へ行ったとしても、あの病院特有の匂いで体調が悪くなってしまうくらい病院の匂いが苦手です。

その為、何か体調不良があっても出来るだけ病院へ行くことは本能的に避けていました。しかし私も正直わかっていました

「この薬を服用している状態は症状を緩和しているだけであって根本的な治療にはなっていない。もし本気で直したいのなら、しっかり病院へ出向いて治療しなくてはならないのだ」と。

また

やはり気になる食道がんの可能性

正直聞き捨てならない薬剤師からのご指摘でした。というのもこの頃俳優の岡田真澄さんが食道がんで他界されたニュースがテレビで報道されており、私も他人事として聞き流せなかったのです。

共通点

「やはり病院へ行くべきか」と思いましたがどうしても重い腰を上げることができず、悶々とした日々を過ごすことになるのです。そしてある日、他界された岡田真澄さんの特集をテレビで見ていた時の事。

番組内で『岡田さんはお酒が大好きでドライマティーニが好きでした』と流れた時、反射的に「原因はこれか?」と思ったのです。

実は私も大のお酒好きで、特にドライマティーニが大好きでした。

ドライマティーニとはカクテルの中でも非常にアルコール度数が高く、一般的には食前酒として飲むもので、空腹時にあえてドライマティーニを飲むことで、胃酸分泌を促進させ、同時に食欲を増進させるという目的のお酒。

因みに私はこのマティーニを食欲増進目的ではなく、酔う為に飲んでおり、飲んだ後に何かを食べるという事はしていませんでした。

確か初めて胸焼けを起こした日も友人と会食時に飲んでいたお酒もドライマティーニ。しかも5杯くらい飲みました。これでなんとなく原因が見えてきたような気がしました

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